専門医制度
矯正歯科専門医制度
過去に新聞等で報道されていますように厚生労働省は、患者さんが医療機関を受診する際に、その医院が何を得意に(専門に)しているのかがわかるように専門医制度を導入しようとしています。
歯科の方でもいろんな治療分野があり、例えば入れ歯を得意にしている医院もあれば、歯周病に力を入れている医院もあり、専門医制度が確立されれば、安心して医院を選べることになります。
ここで歯科矯正の分野ではどうかをお話しますと、この分野で認定制度を有する組織は3つあり、日本矯正歯科学会、日本矯正歯科協会(http://www.jio.or.jp)、日本成人矯正歯科学会があります。
現在、厚労省が仲立ちとなって、3つの組織の認定制度の1本化を図っていますが、それぞれ認定制度の審査基準が異なりスムーズには進んでいないようです。
例えば、概略で言うと、日本矯正歯科学会の専門医制度の基準は、何種類かの異なる不正咬合の症例を10例提出し、これらを審査対象にします。
一方、日本矯正歯科協会では、何種類かの異なる不正咬合の症例を100例リストアップし、その中から審査委員が5例指定し、これらに対して審査されます。
どちらが厳しいかはおのずと判断されると思います。
ただ、いずれにしましても、患者さんが希望される治療の歯科医院を探す際に、こういう組織から専門医の認定を受けているか否かを知ることは大いに意義のある事だと思います。具体的にはそれぞれの組織のホームページにアクセスすればいろいろと情報が得られるはずです。
歯科矯正治療は歯科の分野でも非常に専門性の高い治療で、また一般に治療費は保険適用にならない治療ですので、行きつけの一般歯科医院で矯正治療を進められたからと言って、すぐそこで始めるのではなく、上記のような情報を知った上で、慎重に歯科医院を決められることをお勧めします。




